[超図解]竹内文書Ⅱ」 高坂和導(著)より


 カガミから「ガ(我)」を取ると「カミ(神)」となる。つまり、鏡に映った自分の姿から我欲を取り去ることができれば、神なるものを内在した真の自己に出会えるのだ。
 これが天皇の行っていた自霊拝という行法で、自分の霊格を高めるものである。

 また、カガミは、冷静に物事の状況を比べて考えることを意味する「鑑みる」や、反省を意味する「顧みる」にも通じ、自己を客観視することも意味する。
 己の心から我を取るということは、自分の執着心を捨てるということである。
 執着心は心の曇りとなり、自らを客観的に見ることを妨げる。
 それは鏡が曇ると、自己の姿をはっきりと映し出すことができなくなるのと全く同じことである。